【長野修平の木の杓子作りと野草ランチ】が、2019年4月14日(日)、神奈川県相模原市で開催されました。
講師はネイチャークラフト作家の長野修平さん。
ディレクターは帖佐仁美です。
新緑のまばゆい季節の中、講師の長野修平さんのアトリエの森で、クラフト三昧の一日です。
生きる、暮らすうえで、必要な「火」と「刃物」をテーマに、今回は、ナタ、ノコギリ、クラフトナイフ等の「刃物」を使いこなし、木べらやバターナイフなどの杓子を作り上げていきました。
まずは、一本の丸太を必要な長さに切るところからスタートです。
必要な長さに切り出し、それを4分割に割ります。
作りたい形を立体的にイメージし、木材に下書きをして、形を作り出していきました。
木材に触れ、ナタやナイフで削りだしていくと、その性質や、木の節がある場所などの特徴もわかってきます。
随所で、割れそうな箇所の手当て方法などの講師の長野修平さんからのアドバイスも。
焚き火を囲みながら、無心に削りだす皆さん。野鳥のさえずりが静かに森に響きます。
いい時間です!
ランチはアトリエ周辺に芽生えた野草を素材にした、野草ランチ。
新芽をつんで炊いた山椒ごはん、野草サラダ、野草スープ、ヤブカンゾウの酢みそあえ。
春の大地の恵みが身体にしみいる美味しさでした。
クラフトの休憩タイムには、ヨモギの白玉だんご。
とにかく、木と向き合い、木材に触れ、削り、磨き、ものづくりに夢中になった一日でした。
一本の丸太からきりだして、それぞれが作った、台所の道具。
個性があって、味がある、どれも素敵な作品ができあがりました。
ネイチャークラフト作家の長野修平さんのアトリエの森で、クラフトをしながら、随所随所で、その生きた智慧を学ぶ。
そして、ひたすら削り、手を動かして、道具を作り出す。
そんな豊かな時間が流れていました。
次回の長野修平さんのプログラムは11月下旬または12月上旬を予定しています。
【レポート 帖佐仁美】