2013/7/20(土) ファシリテーション特別講座「0(ゼロ)から始める板書~手が自然に動き出すための練習」を実施しました。 担当講師は大枝奈美。特別講座は、ファシリテーション講座の講師、一人ひとりの「こだわり」から生まれた、学びの時間です。 テーマを一つに絞り「じっくり取り組む、ぐっと掘り下げ」ていくのがその特徴です。第3回目の開催は、「板書」がテーマの 一日。 副題にあるとおり、講座ながらも、練習、板書トレーニング三昧の一日を過ごしました。
当日の朝10時、オリエンテーションと参加者一人一言ずつのチェックインから講座がスタート。「板書だけで6時間の講座を開催 するなんて勇気ある」、「この講座のタイトルが “1から始める” だったら来ませんでした」など、期待と不安が混じりながらの始ま りでした。板書ってどんなもの?とブレインストーミングで出し合うと、「思考が促される」「板書が話し合いの中心になる」等々、 板書の効果や影響が話される中に「すごく緊張する」「失敗すると恥ずかしい」といった抵抗感のようなものがチラリのぞきます。
ですが、 「今日は練習の時間」と、早々に5分間の聞き取り板書ワークに突入。各自、実際に書き上げたものを、 その後の講師のレクチャーをもとに振り返ると、文字の大きさや書き方のクセ、色使い等々、「見えやすく書く」ための自分なりのポイントが浮かびあがって見えてきます。 引き続き、文字を書く練習とランチタイム後の朗読書きの自主練習を経て、講座は午後の部へ。 「ファシリテーショングラフィック」「ライブレコーディング」の違いと、それぞれポイントや、まとめ方のモデルについてレクチャーに続いて、 今度は一人につき20分間、その場で出されたお題での話し合いをファシリテートながら板書するという実習タイムに突入。それぞれに、自分なりのチャレンジを試みました。
そして最後は、「話し合いメモ」のペアワーク。これは、模造紙やホワイトボードを使わない少人数向けの板書手法ですが、活用性が高いと参加者にも評判でした。 0(ゼロ)から始めた練習が、気づくとかなり高いレベルまで引き上げられている、体育系の部活動のようなノリで進んだ一日。 講師と参加者同士のフィードバックや質疑応答から、さらなる工夫や改良のコツを持ち帰る、充実した時間となりました。終わってみるとあっという間の6時間、板書への意欲が高まっていたのはもちろんのこと、「快い疲れ!」「楽しかった!」の感想を参加者の方々からいただきました。皆さん、一日お疲れさまでした&ご参加ありがとうございます!
第4回目の特別講座は、10/19(土)実施の「あなたのファシリテーション5割は余分です」。 担当講師は鈴木まり子。震災復興支援の現場でのファシリテーション場面で感じた疑問がそのままがテーマとなりました。ファシリテーションの落とし穴を探る一日講座、奮ってご参加ください!
[伊藤]