2013/4/6(土)「話すことは聴くこと 一枚の葉からはじめよう-2」を、東京都の御岳山で行ないました。講師は高橋由紀子さん、ナビゲーターは帖佐仁美。 代表の森雅浩が参加しました。
『一枚の葉からはじめよう』の2回めのフィールドは、早春の御岳山。春の嵐の前だからか、人影がなく静かで清々しい空気に包まれていました。 今回の内容は、『対の視点』と『見えないものも感じとろうとする在り方』の、ふたつの観点から『話すことと聴くこと』を捉えなおしてみよう、という提案です。そして本物の自然に触れることを通して、知性と感性の両方で捉えてみようという試みです。
『対』とは、相反する意味を持ちながら二つでひとつであり、お互いにひきあい相環しあい、力を満たしていく関係性で成り立っているもの。たとえば、陰陽、東西と南北、天と地……。
まずその場の自然になじむために、ひとり一人の好きな場所で自然に触れる時間を作りました。それぞれに感じたことを、スケッチや言葉で表現していただきました。 展望の開けたところからは向こう側の山並みが見渡せて、雄大な風景が広がっています。野鳥のさえずりと、風の吹き抜けていく音が聴こえてくる、そんな風景の中で『木になる』ワークを行いました。
今回は当初の進行予定を変更し、天候の変化にあわせて、午前中からお昼過ぎまでは自然の中で、午後の2時間は室内で行いました。ひとり一人が率直に自分の言葉で話をしてくださったことが良かったと思っています。学びは、その場にいる全員が『場』を作って生み出していくということを改めて感じました。参加してくださった皆さんありがとうございます。この続きをぜひ次回につなげたいと思います。またお会いできることを楽しみにしています。
[帖佐]