スタッフレポート

世田谷区の静かな住宅街に、白いきれいな家。よく見ると壁からニョキッと黒い煙突が伸びています。2018年1月7日、Be-Nature Schoolの新年会「新春開運のってけ祭り」がこの「薪まきカフェ」で行われました。

実はここ、Be-Nature School創設時メンバーの一人、小出仁志さんが昨年3月にオープンしたコミュニティ・カフェ。長年里山保全活動に携わる小出さんが、もっと薪の良さや里山に目を向けてほしいという思いを込めてつくり上げたもの。玄関から中に入ればそこは温もりと癒やしの空間。部屋の奥では薪ストーブの炎がやさしい光と熱を放ち、心がほっこり落ち着きます。

続々と参加者の皆さんが集まりスタートの13時。
代表・森の音頭で乾杯した後、カフェオーナー小出さんから本日のメニューの説明があり、お料理が皆さまのもとに。

フードメニューはすべて小出さんと薪まきカフェスタッフの皆さまの手作り。数種類のピンチョスやオリジナルサラダ、窯で焼いたピザなどが振舞われました。

豚肉のブロックの塩釜焼。お正月らしい、おめでたい一品も。

一通り料理を取った後、改めて代表・森と小出さんとのトーク「書を捨てよ。薪を割ろう」。そもそもなんでこのカフェをつくったの?薪の良さって? そんな小出さんの想いを語っていただきました。

 

第2部は、ファシリテーション講座講師の鈴木まり子さん、看護ファシリテーション講座などで講師を勤める浦山絵里さん、弊社取締役・長谷部雅一の3人によるトークショー「自然×ファシリテーションって何だ?」。
ファシリテーションをベースにした自然体験が人々をどのように変えていくのか?という問いをメインに据え、参加者との対話を交えつつトークが進みました。

 

第3部は園芸のプロ・ 帖佐仁美による、東京グリーンライフ・手づくりワークショップ「緑増やそう!多肉植物バージョン」。

用意された多肉植物の中から好きなものを選んで穴をあけたコルクに差し込み、隙間を砂で埋めます。作業はシンプルですが、小さなコルクに土を入れる作業はかなり細かい作業。話しながらも表情は真剣になっていきます。一通りの作業が終われば、これひとつで部屋が明るく爽やかに感じられる、グリーン・インテリアの完成です。

スプーンで砂を詰めます。結構、細かい作業です。

 

最後はファシリテーション・マインドフルネスの第一人者・中野民夫氏による新春のってけライブ&トーク「中野民夫・マインドフルネスを唄う」。ファシリテーションなどについてトークを交えつつも、本日はシンガーソングライターとしてのご登場。「えっ、歌うの?」という周囲の驚きをものともせず、あっという間に周りを巻き込みます。配布された歌詞カードを見ながら、中野先生の想いがたっぷり詰まった歌を参加者全員が一緒に歌いだすまでそう時間はかかりません。

参加者がひとつになり、いい夕方を迎えました。さすが、名ファシリテーターです。

 

今回は、はじめましての方から数年ぶりに懐かしい再開となった方まで、大勢の皆さまにお越しいただきました。普段はまったく違う背景を持つ方々が小さなカフェに集まり、にぎやかで温かい、素敵な時間を共に過ごさせていただくことができました。

こんな時間をまた、皆さまとご一緒につくることができれば幸いです。
お越しいただき本当にありがとうございました。

スタッフも参加者の皆さまも一緒になって語り合う、いい時間でした。

新年と嬉しい再会に乾杯!

また、たくさんの願い・想いが込められたかわいらしいカフェ「薪まきカフェ」にビーネイチャースタッフは完全に心奪われ、「忘年会もここでやる?」案が飛び出すほど。少しでもたくさんの方に、この「薪まきカフェ」の魅力を味わっていただければ嬉しいです。薪ストーブならではの穏やかな温もりとこだわりのコーヒーやお料理を、ぜひ堪能しにお越しください。

*興味のある方はこちらをご参照ください。
薪まきカフェ Facebookページ

カウンター上の丸太は、生木を買って乾燥し、長いまま部屋に入れてからカット。コーティングせずそのままの状態なので、木そのものの質感がいい雰囲気を醸します。

今年もBe-Nature Schoolをどうぞよろしくお願いいたします。

 

[事務局 森恵理]

 

うらりんこと浦山絵里さんがワークショップをメインでファシリテイト

Be-Nature Schoolとしては久々の関西での開催となった今回の「看護に活かすファシリテーション〜学びあい育ち会う場のつくり方」ですが、北は群馬県、南は沖縄県から、広い範囲からご参加いただきました。
2017年12月9日(土)〜10日(日)の2日間で実施の講座です。

会場は滋賀県草津のニプロホール。階段式の座席を入れると500名収容可能な大きな会場ですが、その平場部分、いわゆるアリーナ席のスペースを使わせていただきました。余裕のある広さがあり、おかげさまで運営がとてもやりやすかったです。ニプロさん、ありがとうございました。

中野民夫、浦山絵里、森 雅浩の3名で看護師向けのファシリテーション講座を実施するのは3度目なのですが、今回は関西での実施と言うことで京都大学の内藤知佐子さんにゲスト講師としてジョインしてもらいました。

初日の基礎編ではワークショップの参加体験とそこで使われたスキルを解説。
2日目は各自が現場を想定して、ファシリテーター役を順番に体験していく、まさに実践の場です。

かなり中身が濃かったので、皆さんきっと相当疲れたと思います。帰りの新幹線では講師の3人と後援いただいた医学書院の小齋さんの4人で振り返りをし、細かい修正点をきちんとメモったので、次回もまたやりますよ!

森 雅浩

そこここで一斉に板書が始まる様は、ある意味壮観です

えんたくんでワールドカフェのあと、それぞれのメモを見て回るの図。後ろに広がるのがホールの座席です。

ワークショップの内で、内藤さんと中野民夫さんが対談。進行役はうらりん担当。

輪になって座るのも大切です。

机を出してのレクチャーは主に森 雅浩が担当。皆さん真剣ですね

リアルなテーマでファシリテーター実践実習です。

中野民夫さんからのフィードバック。今回はギターは封印でした。


2017年11月7日(火)から 11月28日(火)までの毎週火曜日計4回、東京 恵比寿のセミナールームにて「ファシリテーション講座 連続コース」が開催されました。

今回は、教育現場やビジネス、地域活動などの分野でファシリテーションを活かしたいという8名の方々がご参加くださいました。

参加された方からの感想をお送りします。

・とても学ぶことの多い有意義な時間でした。
・場数をふみながら学んでいきたいです。
・自分のスキルがひろがったと思います。
・学び続けます。毎回のブリッジタイムがとてもよかったです。
・自分がひっかかっていたことがスッキリした感じがしました。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

次回の「ファシリテーション講座 連続コース」は、2018年4月以降に開催予定です。日程は確定次第にウェブサイトへアップいたします。

[事務局 安西]

森からの水蒸気にけむる雑木の森におじゃましました

2017年10月15日(日)神奈川県相模原市藤野町にて、「野生の木の実を求めて森を歩く〜一粒のタネに宿る生命力を食べる」が行われました。講師は帖佐仁美です。

その日、幸運にも拾うことのできた野生のクルミの実。なんと美味しかったことか! 皆さんにも味わってもらいたかったです。

フライパンでローストすると、クルミのオイルが滲み出しツヤツヤとした実が硬い殻からでてきました。その形の美しいこと!みんなで惚れ惚れしてしまいました。

もしかしたら、森の小動物が狙っていたかもしれない、時期がずれたら木の実に出会えてないかもしれない、偶然の恵みでもあるわけで、そんな野生の木の実は、なんとも言えず奥深い味わいでした。

ドングリの実は、種類ごとにグループに分けて、それぞれの味をテイスティング。生でも美味しいもの、反対に苦いもの。丸かったり楕円だったりの形、帽子の模様や葉っぱの形、質感などを五感で確かめて、名前を覚えてもらいました。

「特徴がわかったので、自宅の近くでも、探してみます」と栃木から参加した方。
森や里山を歩きまわったときは、皆さんが「探す眼」になっていたので、歩く速度もゆっくりペース。立ち止まっては拾い、ひとつの場所を行ったり来たり。夢中になって、見つけた時も楽しそうでした。

野生の木の実を拾い、自然の中で味わうことのなんと贅沢なことか。木の実を取り入れたランチやデザートも、特別な野生味あふれる味でした。秋の実りに感謝です。

あいにくの雨でしたが、静かな森の時間を楽しんでいただけたでしょうか。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
【帖佐仁美】

雨の中歩くのもいいものなのですよ

足もとの大地には、木の実が!

特徴をみてグループに分けました

拾った木の実を図鑑をみながら観察中

木の実の殻をむく単純作業も楽しみました

拾ったばかりの木の実のパンケーキ、ごちそうさまでした

2017年11月1日(水)、恵比寿のセミナールームにて「ファシリテーション講座 入門セミナー」が行われました。
今回は、ビジネスや教育現場、学習・趣味、地域活動、環境・自然の分野でファシリテーションを活かしたいという6名の方々がご参加くださいました。

参加された方からの感想をお送りします。
・自分が体験してきたことが言語化されて楽しかったです。
・緻密な準備によって大胆になれ余裕がうまれてユーモアがもてる!
・一方的な講義かと思っていたけれど、参加者の人と話せて距離が縮まり楽しかった。
・ファシリテーションとは、促す方をイメージしていたが、ひきだす方が重要、かつ効果的ということがわかった。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の「ファシリテーション講座 入門セミナー」は、1月17日(水)の開催を予定しています。