from BNS

from BeNature Schoolでは、プログラムの報告や事務局からのインフォメーションなどをお知らせします。

2021年1月21日(木)に、ちびまりこと鈴木まり子さんをゲストにお迎えして、Be-Nature School TALK LIVE vol.3 彼女は〈なぜ〉ファシリテートするのか? ~災害復興支援、市民参画、医療・介護、まちづくり、教育、多様な分野で~ を開催しました!

「胃が痛くなった!」というほど、普段なかなかご自身のことを語られないちびまりさん。サブタイトルにあるように、現在も、大学・災害支援・性の多様性を考える場・まちづくりなど、たくさん多様な場に関わられていました。時にはオンラインスナックのママ(!)にもなって、ユーモアもたっぷり!笑

コロナ禍においては、ファシリテーターは「三蜜促進業」だと表現し、また、それ以前も、「ファシリテーターは、おせっかいで、めんどくさくて、時には迷惑かもしれなくて、万能ではない」。そんな前提がある上で、いろんな困りごとを解決したいという強い熱意で、縁があった人・地域・コトなどなどに引き寄せられて、あくまで相手・参加者を主役として、深く深く向き合い、活動されています。

方法は様々ですが、ちびまりさんの中にずっとあるのは「対話をとめない、学びをとめない」、その一心。幼少期からお父様が、ご自宅で視覚障がいのある方をお呼びして対話をされていた、というエピソードもありましたが、きっとそんな小さい頃から、ちびまりさんはずーっと、大事にしているものをとめずに、進んでおられるんだな、と感じました。『ちびまり被害者の会』なんて集まりもあるそうですが、こんな名前でありながら、みんなが入りたくなるような会って、いかに魅力的か感じられます!

仕事に名前をつけるなら「ファシリテーター」ではあるけれど、「相手を想い、困りごとを解決したい」という気持ちで生きておられる『鈴木まり子』という人、にお話を聴いた、そんな時間でした。

徳田太郎さんとの共著『ソーシャル・ファシリテーション「ともに社会をつくる関係」を育む技術』が、いよいよまもなく発売です!(先行予約した方は、すでにGET済みでしょうか!)ちびまりさんの活動やファシリテーターとしての取り組み方についても、たくさん書かれていると思われます、必読ですね〜。

こちらの本の出版記念イベントが2021年2月6日(土)13:30~16:00(17:00~18:00はミニパーティーも♪)に開催されます!17:00からのミニ・パーティーは、ビーネイチャー代表 森が進行を務めます!!詳細はこちらをご覧ください!

ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!

事務局 後藤

2020年12月9日(水)に、Be-Nature School TALK LIVE vol.2 「ファシリテーターは〈何を〉ファシリテートするのか? ~社会とのつながりを考える~」を開催しました!!

著書『ソーシャル・ファシリテーション』の内容を踏まえ、これまで徳田さんが向き合ってきた数々の出来事や考えてきた事柄から、「ファシリテーターは〈何を〉ファシリテートするのか?」という問いへの想いを、森さんのつっこみ、参加者の方の質問を受けながら、いろんな角度でお聴かせいただきました。

非常に深く、もっと問いを続けていきたい、そんな時間になりました。

イベントや講座のあとは、毎回アンケートを取らせていただいていますが、今回は、「難しかった」、という意見が多くありました。いったい、その「難しさ」とは、どこにあったのでしょうか。

「社会」という、だれもが関わる、でもそれぞれに捉え方の違うものをあつかい、「ファシリテーション」という、深く広い可能性を持ったものを掛け合わせる。まさに、その場にいる人の分だけの、さまざまな考え方。

また続編をやりたいし、本の出版記念イベントも計画中!そのときにはみなさま、いっしょに続きを考えましょう~!

事務局 後藤

2020年11月23日(月・祝)に、『対話と気づきのラーニングコミュニティ 〜集いあい、問いあうことから、はじめよう〜』をオンラインにて開催しました!

今回のテーマ「集いあい、問いあうことから、はじめよう」
これは、Be-Nature School ファシリテーション講座監修の中野民夫さんが、ジョアンナ・メイシー氏と歩んでこられた経験の中で、大事にされてきた言葉を受けて決まりました。

ラーニングコミュニティの前半は、たみさんの話題提供から。
いま、このコロナ禍でオンライン化した状況において、大学の授業ではどんな実践をされているか、
ジョアンナ・メイシー氏に出会った当時、どんな環境下でどんな行動・決断をしてきたのか、
そして、集い合い、問い合うための重要なスキルであるファシリテーションに繋がっていくこと、
2曲の歌と共に、お話していただきました。


「集いあうこと」「問いあうこと」が持つ力の大きさを深く感じて、後半は、講師7人が立てた「問い」ごとの分科会に別れての対話の時間を過ごしました。


中野民夫「オンラインでもできることはたくさんあるけど、失ったものは何?」
大枝奈美「次のことを考える前に、今ここで言いたいことはなんですか?」
鈴木まり子「性の多様性を理解することから見えてくるものは何だろう?」
冨岡武「あなたが、難しいけれど何とかしたいと思うこと、難しいけれどやってみたいと思うことは何ですか?」
徳田太郎「〈社会〉をファシリテーションするって?」
浦山絵里「幸せって、なんですか?」
森雅浩「いい大人にとって“夢”ってなんだろう?」


時間を区切って、2つの分科会に参加できる形で実施したのですが、どれも興味深いテーマで、みなさんかなり悩みながら選ばれていた様子でした。分科会1セッションは30分。あっという間の時間ではありましたが、その中でまた新たな気づきが生まれたようです。
オンラインでは、自分が選んだところ以外の分科会の様子が見えない、というのが残念な点ではありますが、その分、終えた時のみなさんの表情から、充実した時間であったのだろうと想像が膨らみました!
最後は、今日の時間をふりかえり、共有して終了。
その後の「お茶べり会」にも多くの方が参加してくださり、とっても賑わいました!

コロナ禍というかつてない先の見えない状況の中でも、
人と集まって、問い合って、想いを伝え合える場は
やっぱり心地よくて、エネルギーを受け取ることができる。

普段は忘れかけているつながりを実感したり、
見過ごしていた自分の思いに気付いたり、
自分たちが秘めている大きな可能性を感じられたり。

集いあい、問いあうことから、あらゆることが動き始めて、広がっていく。
どんな状況であろうとも、変わらない大切なことを、
今一度このBe-Nature Schoolの場で、
みなさんと共感できた時間になったと思います。

ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!
そしてまたこれからも、よろしくお願いいたします。

事務局 後藤

2020.10.20from BNS, コラム
野っ原に行くと、カマキリやバッタがいっぱいいて、園児達は夢中になって捕まえます。
もちろん、虫が嫌いな子もいますが、実はものすごく興味はある。

これは大人も同じで、きゃっきゃと逃げたり捕まえたりする。
なんでこんなに人は生き物に反応するんだろうか?

人間の脳は機能的には2万年ぐらい前から進化してないらしいので、
日本でいえば縄文時代ちょい前の人と、現代人はほぼ同じということになる。

その当時、回りは自然だらけだったと思うけど、やっぱ虫とかにキャッキャしてたのかな?
それとも日常過ぎてスルーだったのでしょうか。

いま、前にも増してデジタル化の波が強く押し寄せていますが、
脳は縄文人と同じの現代人にとって、どんな影響があるのか気になります。

ただ、人間には根源的に「新奇=目新しくて珍しいもの」、を求める性質が備わってるようなので、
どんなことであれ「新奇」さを求め続けていくのは必定なんだなと思う今日この頃です。

【森 雅浩】

2020年9月19日、9月29日・30日、10月11日に
「ファシリテーション講座 企画・実践コース」が開催されました!

例年、座学・個別相談会・合宿、という流れで実施していたのですが、
今年はこれを、すべてオンラインで実施!

対面・室内での講座が難しい状況になってから、
Be-Nature School 講師のちびまり・うらりんが中心となって開発に取り組み、
講師陣・Be-Nature SchoolのOBOGの多大なる協力のもと、
オンラインでの『企画・実践コース』が実現しました。

ご協力いただいたみなさまには、心より感謝申し上げます。

オンラインでの開催ということで、
北は北海道、南は広島と、全国各地からの受講生が集まりました。
これまであきらめていた講座に参加できて本当に嬉しい!という声も♪
会えない分、講座参加グッズを事前郵送しました!

9月19日、顔合わせとなる座学での講座。
ちゃんと接続できるかな・・・という最初のハードルにドキドキしながらも、
みなさん無事に集まって、講座をスタートできました!

一緒に講座を受けている!という意識を高めたくて、
今回のためにBe-Nature Schoolオリジナルコースターも作成!
みんなで手元に置いて講座を受けました。

9月29日・30日は、ここまでに自分が考えてきたプログラムについての相談会。
限られた時間内ではありますが、講師から直接アドバイスを受ける非常に重要な機会!
終了後はZoomでのブレイクアウトルームづくりの練習もしました。

そして、最終日は10月11日の『トライアル実践会&フィードバック』
合宿で行ってきたプログラムを1日の実践会にぎゅっと濃縮し、
参加者それぞれのプログラムの実践と、フィードバックを行いました!
最初はみなさん緊張感たっぷりでしたが、自身のプログラムを実施したり、
仲間のプログラムを体験してフィードバックをしたりする中で、
オンライン上でも場の温度が高まっているのを感じました。

ネット接続などの不具合がありながらも、全員無事に実践!!
やりきったあとの受講生のみなさんの表情からは、大きな達成感を感じました!
想いを乗せたプログラムづくりそのものにも多くのエネルギーを注ぎながら、
同時にオンライン対応への準備が大変だった部分もあったと思いますが、
その分やりきった喜びはひとしおだったのではないでしょうか。
運営側にとっても、ワークショップの持つ力を再確認できた機会となりました。

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!
ぜひ、今回の学びを、各々の現場につなげていってください!

おまけ 懇親会にも沢山ご参加いただきました〜!カンバイ〜!

事務局 後藤