「人生やりなおし研究所 Talking BAR編 今こそ原発について話そう~思想を持つことと、それを表明すること~」にご参加いただいた白澤健志さんにコラムをご寄稿いただきました。
Talking BAR Review vol.2
「根」に降りていくという論じ方 ―小寺昭彦氏と語る、原発再稼働と日本人―
白澤健志(しらさわたけし)
東京・吉祥寺出身。Be-Nature Schoolファシリテーション講座修了生(2009年度)。会社員。
エッセイ「義父の一言」で日本語大賞・文部科学大臣賞受賞(2012年)。慶應丸の内シティキャンパス定例講演会「夕学五十講」公式レビュワー。
「次は原発の話やるから」
Be Nature代表の森さんから第2回のテーマについてそう聞かされた時、率直に言って「困ったなあ」と思った。
原発に対する森さんのスタンスは、これまでの言動から大体わかっている。
いや、原発に対する私と森さんの考え方が違う、から困ったのではない。
推進にしろ、反対にしろ、特定の主張を掲げてそれを声高に叫ぶような集会はやだなあ、そしてそれを文章にして片棒担ぐようなのはもっとやだなあ、と思ったのだ。
今回は「ちょっと都合がつかなくて」とかなんとか言って断ろうかなあ…。
でも、そもそも森さんって、そんな政治的な集会をやりたい人だっけ?
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