from BNS

from BeNature Schoolでは、プログラムの報告や事務局からのインフォメーションなどをお知らせします。

2018.08.16from BNS, コラム

いままでではあり得ないタイミングで台風がきて、7月実施のBe-Natureが運営に関わるキャンプイベントが中止になったり、トレッキングプログラムを中止にしたりと、今年は結構な影響を受けています。

幸いにも災害にはこれまで直接出会っていませんが、昨年の夏のアウトドアイベントでは災害一歩手前の雨に遭遇しました。こんな豪雨の状態がもう少し続いたら避難だな、という状況だったので、集中豪雨の怖さも多少は実感できます。

自然の力は、ずっと太古から強力で、そことどう折り合いをつけていくかは生き物としての人間の永続的な課題だったと思います。でも、都市においてはあまり自然を意識しないで暮らしていけるようになって久しいですよね。

だからこそ、自然を常に意識して生きていくことが都市に住む私たちにも必要だ、との想いからBe-Nature Schoolを始めて22年が経ちます。でも、ここまで自然を「脅威」として意識するようになるとは思っていませんでした。なんだか複雑な気分です。

自然の事を知るのはやはり大事ですよね。相手が受け入れてくれる時には、その懐に深く入り、人知を越えたチカラを実感しておく。これからの時代にも、とても大事な「生きている経験」だと改めて思いました。

Be-Nature School代表・森 雅浩

台風。このどうにもならない、自然の動向を注視する(といってもネットの情報を通じて)ことから「マインドフルリトリート屋久島2018夏」は始まりました。
なんたって、皆や講師の中野民夫さんが飛び立つ時間帯ドンピシャに台風13号が羽田直撃の予報だったので。

でも、結果的に飛行機は飛び立ち、屋久島には全員が無事に集合!よかったです。
実は、航空便の欠航を見越して前日に新幹線で博多まで入り一泊、翌朝鹿児島まで新幹線で移動し、そこから高速船で屋久島入りした方もいました。大変でした。ホントに。

そんな僕らを屋久島はまず晴天で歓迎してくれたあと、山に入ったときは木々が潤う雨を降らせ、川で遊ぶときは太陽と雲のコントラストを見せ、いきなりの激しい雨をふらせたら太陽を輝かせ、夜は満天の星を降らせる、などなど、様々な表情を見せてくれました。それはまさに最高のコンディションでした。

鹿児島からのフェリーで屋久島入りは旅情溢れるお勧めの方法

本然庵のすぐそばには沢が!暑い夏は水に入ってクールダウン

毎朝のヨーガに瞑想、一日を深くゆっくりと過ごす「A day of mindfulness」、深い原生の森を歩く1日、ダイナミックな滝と海が出会う1日。そして温泉、美味しい食事、仲間や自分自身との対話。

朝日を浴びてデッキでヨーガと瞑想。マインドフルに一日を過ごす秘訣

屋久杉の森で大樹を実感し悠久の時に想いを馳せる

瀑布の風圧と水滴で、その力づよさを全身にあびる

滝がなだらかな流れとなり海に合流する浜で記念撮影

4日間の締めくくりは、瞑想で

まさにマインドフルで、様々な出来事がとっても贅沢なリトリートでした。

【森 雅浩】

今回は、教育現場、ビジネス、地域活動、医療・福祉などの分野でファシリテーションを活かしたいという名の方々10名がご参加くださいました。
参加された方からの感想をお送りします。

・ファシリテーションが何か知ることができた。
・思ったよりも参考になることが多いセミナーだった。
・引き出すためには、攻めだけじゃない、注目をあつめるためには、話すだけじゃないというところが印象的だった。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の「ファシリテーション講座 入門セミナー」は、9月12日(水)の開催を予定しています。

[事務局 安西]

2018年8月4日(土)、恵比寿のセミナールームにて「ファシリテーション特別講座 ゼロからはじめる板書 手が自然に動き出すための練習」が行なわれました。

今回は、教育現場やビジネス、医療・福祉、ボランティアや地域活動などの分野でご活躍されている10名の方々がご参加くださいました。
講師のな〜み〜こと大枝奈美氏によるレクチャーと板書の実演から細かなポイントを学び、参加者はファシリテーション体験とともに板書の実習を何度も行いました。

参加された方からの感想をお送りします。
・板書の講座でしたが、ファシリテーションの大事さにも気づいた。
・色をたくさん使うことが驚きでした。
・構造化して考えることの重要性をあらためて実感した。
・板書を実際に練習することができて良かった。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

[事務局 堀家]

【身体と対話し願いを星空に誓う〜松田恵美子の身体感覚講座・星とつながる七夕合宿】が、2018年7月7日(土)〜8日(日)、長野県上田市にて開催されました。
講師は、身体感覚教育研究者の松田恵美子さん。ディレクターは帖佐仁美です。

東洋の身体技法で季節特有の身体のバランスを整え、上虚下実(じょうきょかじつ)という自然体に身体をまとめて、内に秘めた願いを身体に聴くプログラム。
7月7日の七夕の日にちなんで「願い」を「誓う」身体感覚講座の合宿でした。意図や思惑のない、まっさらな自分に「願い」を問いかけて、全身で書道用紙に書きました。あいにくの天候でしたが、翌日は晴れ、願いごとを燃やし空へと届けました。

まずは身体の調整から。梅雨から夏にかけての身体は、湿気や熱気で腰が重たくなっています。そんな季節を変えていく焦点になる身体の部位を、意識して動かしてみることや、また、焦点となるところとつながりのある部位を動かすことによって、すっきりと腰が軽やかで「上半身に気張りがなく下半身が安定している」自然体に戻っていきます。
願いを書くにあたっての動作の、それぞれ「座る」「墨をする」「筆をとる」「全身で書く」という動作も、「型」にそって動かしていきました。頭で考えずに、身体に眼を向けて、必死にひとつ一つの動作をすることで、よけいな思考や邪心も吹き飛び、「無心」になっていくから不思議です。自分の内側の奥深くへと身体の声に耳を澄ませていきました。
そして「純粋な願い」を、太い筆で一気に書き上げました。

ただ「願う」以上に「空に誓う」という今回のコンセプトに忠実に、参加者の皆さんが、真摯に自分の奥深くにある願いに向き合い、具体的にあらわして「実現させます」と誓う姿に、感銘を受けました。

2日目の早朝からの瞑想を通じて、自分の身体の奥深くに「願い」を刻みこみ、最後に願いを燃やして、天へと届けました。

今回、西日本の豪雨の影響で交通手段がなく、関西からの参加ができなかった方がいらっしゃいました。西日本で被害にあわれたたくさんの方々へのお見舞いを申し上げます。地球の気候変動が現実的になっている今、少しでも、自分のできることで、環境に負荷をかけない生活をし、なんらかの良い変化への一助になればと思います。
この身体感覚講座には、変化する環境に対してどう身体を寄り添わせていくのか、といった、身体の智慧がつまっていると思っています。

松田恵美子さんの身体感覚講座のビーネイチャーでの合宿は、今年12月にも開催されることが決まっています!代表の森雅浩が担当します。募集開始は少し先になりますが、ご参加お待ちしております。

信州の地野菜や果物が美味しくて、身体が喜んでいました!

【ディレクター:帖佐仁美】