【身体と対話し願いを星空に誓う〜松田恵美子の身体感覚講座・星とつながる七夕合宿】が、2018年7月7日(土)〜8日(日)、長野県上田市にて開催されました。
講師は、身体感覚教育研究者の松田恵美子さん。ディレクターは帖佐仁美です。
東洋の身体技法で季節特有の身体のバランスを整え、上虚下実(じょうきょかじつ)という自然体に身体をまとめて、内に秘めた願いを身体に聴くプログラム。
7月7日の七夕の日にちなんで「願い」を「誓う」身体感覚講座の合宿でした。意図や思惑のない、まっさらな自分に「願い」を問いかけて、全身で書道用紙に書きました。あいにくの天候でしたが、翌日は晴れ、願いごとを燃やし空へと届けました。
まずは身体の調整から。梅雨から夏にかけての身体は、湿気や熱気で腰が重たくなっています。そんな季節を変えていく焦点になる身体の部位を、意識して動かしてみることや、また、焦点となるところとつながりのある部位を動かすことによって、すっきりと腰が軽やかで「上半身に気張りがなく下半身が安定している」自然体に戻っていきます。
願いを書くにあたっての動作の、それぞれ「座る」「墨をする」「筆をとる」「全身で書く」という動作も、「型」にそって動かしていきました。頭で考えずに、身体に眼を向けて、必死にひとつ一つの動作をすることで、よけいな思考や邪心も吹き飛び、「無心」になっていくから不思議です。自分の内側の奥深くへと身体の声に耳を澄ませていきました。
そして「純粋な願い」を、太い筆で一気に書き上げました。
ただ「願う」以上に「空に誓う」という今回のコンセプトに忠実に、参加者の皆さんが、真摯に自分の奥深くにある願いに向き合い、具体的にあらわして「実現させます」と誓う姿に、感銘を受けました。
2日目の早朝からの瞑想を通じて、自分の身体の奥深くに「願い」を刻みこみ、最後に願いを燃やして、天へと届けました。
今回、西日本の豪雨の影響で交通手段がなく、関西からの参加ができなかった方がいらっしゃいました。西日本で被害にあわれたたくさんの方々へのお見舞いを申し上げます。地球の気候変動が現実的になっている今、少しでも、自分のできることで、環境に負荷をかけない生活をし、なんらかの良い変化への一助になればと思います。
この身体感覚講座には、変化する環境に対してどう身体を寄り添わせていくのか、といった、身体の智慧がつまっていると思っています。
松田恵美子さんの身体感覚講座のビーネイチャーでの合宿は、今年12月にも開催されることが決まっています!代表の森雅浩が担当します。募集開始は少し先になりますが、ご参加お待ちしております。
信州の地野菜や果物が美味しくて、身体が喜んでいました!
【ディレクター:帖佐仁美】