KPラボ
私の敬愛する先輩に川嶋直さん(通称直(ちょく)さん)という方がいます。環境教育業界では超有名人なので知っているかたも多いかと思います。その直さんが「KP法~シンプルに伝える紙芝居プレゼンテーション」という本を上梓されました。このKP法、簡単に言えば紙に書いたキーワードを張りながらプレゼンをする手法で、Be-Nature Schoolでは紙ポなどといって、なじみのあるものです。川嶋さんはそれを「KP法」と名付け、メソッド化して本まで出したわけですね。すごいなぁ、流石です。
本もよくできています。おすすめします。
その出版がらみのイベント「KPラボ」なるものが先日あり、私も直さんからお誘いいただき参加してきました。その中で参加者が「KP法」を使って5分間プレゼンする時間があると言うことで、私、やってきましたKP法。
テーマは、Be-Nature School 引っ越し先を探しています。
本来の趣旨はKP法そのものをテーマにするものではありますが、一応直さんに了解を取って、勝手ながら引っ越し先を求めるプレゼンをしてきました。
何を書くか
スタッフ合宿も終えてある程度方向性が見えてきた段階ではありますが、実際に紙芝居を書く段になると困ってしまいました。いままでBe-Nature Schoolがどんな引っ越し履歴を持っているかでイメージは多少伝えられるものの、引っ越し先で何をしたいのか、また基本的な条件やエリアはどうなのか、やはり今ひとつ明確でないわけです。
そこで、私が実際に書いて張り出した紙芝居がこれです。
過去に事務所があったエリアを示し都会の自然学校を印象づけつつ、一般の不動産業者を介さずに物件を見つけてきた経緯を説明して、オーナーやオーナーの知り合いとのダイレクトな出会いを求めていることをアピールしています。
問題は求める物件の条件や引っ越し先で何をしたいかのイメージをどう伝えるかです。
そこで作ったのがこの紙芝居。
あえて紙芝居を解説すると上2段の紙芝居
・人が集える,戻ってくる→サロン、店舗的、飲食も…
・自然への入り口 → 都会のオアシス的、土、グリーン
・ グローバル経済から自由になる道を感じる→ソーラー+バッテリーで電気(半)自給
・ つくり上げていく楽しみ → 古い物件、セルフリノベーション
が引っ越し先でやりたい4つのこと。
3段目が希望を総括して言うならば
「一軒家か古いビル」がいいなぁ、
エリアとしては「中目黒、代官山、恵比寿、広尾」が理想、
家賃は「20万」程度で、
ということになります。
すいません。エリアに関して第6話で山手線を少し外れるのもありと書いておきながら、プレゼンではまたまた一等地を出してしまいました(苦笑)。イベント会場が恵比寿だったこともありますが……。
不鮮明条件を鮮明に
果たしてプレゼンの反応は如何に?当日は30名程度の集まりでしたが、正直反応は弱かったです。そうですよね、半分以上は初対面の方達で、Be-Nature Schoolに対する興味も知識もお持ちでないなか、急に引っ越し先のことを問われても反応しようがないのは当然のこと。
それでもその後で「森さん、表参道どうですか?うちのオフィスの入っているビルに空きが出たらお知らせしますよ、いいとこですよ。」とか「面積はどのくらい必要なの?あれじゃ全然条件が解らない」などのフィードバックをいただきました。
ありがたい話です。確かに面積に関して全然触れてないですね。まさに条件不鮮明です。
そんな中、知り合いにビルオーナーがいるという初対面の方から後日ご連絡が!
この件、まったくどうなるか解りませんが、本当に感謝でございます。
物件探しとコンセプト固め、両方向で進めていきます!