プロファシリテーターとして活躍する冨岡武氏が「写真」を通して体得した「自らの感性を磨く」プロセスを、実際にカメラを持って体験します。
一見、関係のないように思える「写真」と「ファシリテーション」ですが、講師の冨岡武さんは、長年写真を撮り続ける中で、写真を撮ることが自分のファシリ テーションに大きな影響を与えていることに気がつきました。
写真を撮影して発表するまでには「1.丁寧に見て対象を捉える(撮影する)」。 つぎに「2.撮影した写真のなかから直感に従って作品を選ぶ」、さらに「3.他者 からの評価の違いを受け止める」というステップがあります。
冨岡氏は、この写真の3つのステップを繰り返すうちに、ファシリテーションで大切にしている3つのポイントをより意識にするようになったといいます。
それは
1)丁寧に人と場を見る
2)自分の直観を大切にする
3)違い(多様性)を尊重する
、の3つです。
ファシリテーションのスキルとマインドを深めるために、あえて写真の世界で思い切り自由に遊んでみる。そこからファシリテーターの感性につながる発見を確認していく。そんな時間を冨岡武氏のファシリテートで味わってください。
※「リピーター」とは:過去Be-Nature Schoolのファシリテーション講座(入門セミナーを除く)に参加した方を指します。
※当日撮影した中からお気に入りの1枚をフォトフレーム(はがきサイズ)に入れてプレゼントします。
講師 冨岡武氏からメッセージ
ファシリテーションがうまくいかずにモヤモヤしている方、最近何となくマンネリ化してファシリテーションがつまらなくなっている方、ちょっと視点を変えてアートにヒントを探してみませんか?
今回のテーマは「正解のない写真」×「正解のないファシリテーション」。
写真とファシリテーションには共通する“楽しさ”と“難しさ”があるとずっと感じてきました。それは「正解がない」ものを創るという点。スキルだけではできないアートな側面です。
真剣に写真を続けて7年。試行錯誤を通じて「丁寧に感じること、よく見ること」、「直観を信じて選ぶこと」、「勇気を持って表現する(見せる)こと」、「返ってきた肯定も否定も無関心も受け止めること」、「他者(=自分との違い)を楽しむこと」、「表現をした他者(の勇気)を尊敬すること」を本当に少しずつ、でも体験的に学んできました。
そしてそれらは、(スキルが強かった)自分のファシリテーターとしての在り方に「丁寧に場を感じること、個人を見ること」、「相手と自分の直観を信じること」、「勇気を持って表現すること」、「他者と違ってもいいこと」、「何かを表現すれば肯定も否定もセットだということ(だから否定を怖れなくていいこと)」、e.t.c.を理屈ではなく実感として大切にする姿勢を加えてくれました。
今回の特別講座では、写真の3つのアクティビティ
1)丁寧に感じる、見る(そして撮る)
2)直観を信じて選ぶ
3)(お互いの写真を見せて)自分との違いを楽しむ
を体験するプログラムを用意しました。
写真経験は不問です。カメラは携帯でも十分です!
自分で撮って自分で選んだ1枚をその場でプリントし、フレームに入れてプレゼントします。
手軽にできるアート「写真」で遊びながら「ファシリテーション」のヒントを一緒に探しましょう!
冨岡武 プロフィール
コンサルタント/ファシリテーター
筑波大学卒。ビジネス・ブレークスルー大学院修了(MBA)。大手製造業、外資系コンサルティング会社を経て独立。
「KY(答えを読む)からKT(答えを創る)へ」をコンセプトにした問題解決思考の参加型研修を10年以上続けている。研修よりも練習をテーマにe-leaning講座とWEB上のディスカッションを組み合わせた新しいファシリテーションにも取り組んでいる。
共著に『ファシリテーション –実践から学ぶスキルとこころ』(岩波書店) など
趣味は写真、トライアスロン、バックパック旅。
第10回リコーフォトコンテストPhoto Style賞、雑誌「PHaT PHOTO」写真コンテスト1位入賞などの受賞歴がある。
講座内容
■オリエンテーション
■ワーク1:丁寧に見る(撮る)
■ワーク2:直観で選ぶ
■ワーク3:違いを楽しむ
■振り返り ファシリテーションの現場に繋げる振り返り
持ち物
・デジカメ(スマホ可 メモリカード or WiFi送信対応、フィルムカメラ不可)
・筆記用具、ノートパソコン(撮った写真を大きな画面で選びたい方)
服装
屋外で撮影する時間があります。動きやすい服装・靴でお越しください。雨天は雨具(傘など)をお持ちください。